エンジンオイルのメンテナンスを怠ると！エンジンから金属異音が。

お客様が「少しエンジンの音がうるさくなった」と来店。確認したところ、エンジン内部から音が出ていました。オイルメンテナンス不良からスラッジがたまり、オイルが潤滑できていないようでした。この車は、オイルメンテがしっかりしていない車でした。お客さんは「しばらく様子を見る」と言って帰りました。

後日、再度来店。この時は以前よりエンジン音がうるさくなり、メーター内のオイルチェックランプが点灯していました。エンジンの状態も以前に比べて悪く、単発ぎみにエンジンが振っていて、メタルが焼き付いたときに出るような音がしていました。

お客さんには、エンジン内部のオイルつまりによる油圧低下とエンジン内部の焼き付きが原因と伝えました。修理費用は、エンジンオーバーホールもしくは、エンジンを中古で載せ替える必要がありましたので、３０万ぐらいはかかることを伝えました。お客さんは「なんとか安く修理できないか？」とのことでした。気持ちを改めて、エンジンのシリンダーヘッドカバーとオイルパンをはずし、スラッジの様子を確認しました。うまくいくかわかりませんでしたが、スラッジの除去とオイルストレーナーのオーバーホールを提案しました。ただし、それで直る保証はないし、直ったとしてもいつまでもつか保証できないことを説明し、了解を得て作業開始することになりました。また、直らなかった場合は、リサイクルエンジンの載せ替えの了解をいただきました。

エンジンを開けてみると、予想以上にオイルスラッジが酷く、オイルストレーナーの吸い込む部分にもスラッジがたまり、エンジン内にオイルが循環していないようでした。内心清掃だけでは直らないと思いました。

シリンダー内、シリンダーヘッドカバー、オイルパン、オイルストレーナーのオイルスラッジをできるだけ除去し組み付けて作業完了。エンジンオイルを注入して、「どうかなぁ」という思いでエンジン始動。すると嫌な音はせず、エンジンは静かで安定していました。今回のようなケースはまれだと思います。

後日お客さんに整備内容の説明とオイルメンテの必要性をしっかり説明して納車させていただきました。
お客さんはエンジン音が静かになったのと安く仕上がったことに満足していました。

オイル交換が面倒だなぁと思われている方も多いかと思いますが、お近くのスタンド、カーショップで15分ぐらいで交換できます。当社では、オイル交換は予約なしで対応しております。エンジンのためにもオイル交換はできる限りお早めに！

でも、やっぱり、エンジン載せ替えないといけない！なんてことが起こりましたら、こちらのエンジン載せ替えサービスをご覧ください。

やま

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