川田自動車物語
小牧工業高校の生徒たちに板金塗装を教えて来ました!
始まりは、小牧工業高校の先生が「生徒たちに板金塗装の実地体験をさせてあげたい!」との要請がNPO法人アスクネットにあり、そこで当社に依頼がありました。
対象者:小牧工業高等学校自動車課3年生
授業方法は、生徒33名を3グループに分けて1グループ2日間(1回/3時間)計6日間かけて板金塗装を教えます。
1グループ1日目:平成21年11月27日
まずは、教室にて座学の資料(鈑金手順を記したもの)を生徒に配り、次にスクリーンで実際に鈑金する車の損傷箇所の確認、隣接部の部品脱着、ベルトサンダーで損傷部塗料削り落とし、スタットでの引き出し、オフドリー、パテ塗り、ペーパー、サフェーサー、塗装の順番で説明して行きました。
途中ユーモアのある写真を入れておいたお陰で早く生徒と仲良くなれて気がします。(この写真は先日お客様がドーナッツを買って来て下さった時に取った休憩時間風景の写真です)
次に生徒と場所を移動して、自習室へ
今回教材としてご用意していただいたのはカローラワゴンです。
生徒たちは、なぜか口をそろえて「先生の車が今回の教材にしてほしい」と言っていました。
これも生徒と先生中の良い証拠ですね。ほほえましかったです。
車のボンネットを開けてクラシュビートの説明、直す事の意味について説明しました。(クラシュビートとは、事故時に衝撃を緩和するもので、直す時にココを上手に直さないと次回の事故で衝撃が吸収できず乗車員に怪我を負わせてしまいます。)
実際にへこんだ箇所を作るため、カローラワゴンを凹ます事にしました。 生徒にへこましてもらいましたが、最初は手加減するも、だんだん大胆になっていきました。(笑)
私が手本を見せてから生徒各自に鈑金をしてもらいました。
道具の使い方を教えると、さすが呑み込みが早く道具を上手く使いこなします。
一人一人の生徒が真剣で一生懸命なのを見ていると、教える側としても嬉しくなります。当初イメージしていた仕上がりより、かなりレベルアップです。
(さすが若さと熱意の塊です、日本の将来も明るいぞー!)
次はパテ研ぎ!これは鈑金の要ともいえるもので、仕上がりがの良し悪しが決まります。
生徒たちは、普段する事のない体勢で一生懸命パテを研いでいきます。
削りすぎたのが分かると積極的に「すいませ〜んパテ下さい」これにもまた笑い。
生徒の中には一番難しいラインを職人レベルで仕上げた生徒もおり、思わず生徒の一言「就職先は決まったなー」と言ってしまうほどです。^^
全ての生徒がとても初めて板金を経験したとは思えないほどの仕上がりで、結構びっくりしました。^^;
これが一日目の内容全体です、次回も楽しみです。 つづく・・・