川田自動車物語

板金塗装工場でNHK「中学生日記」の撮影が

■ 板金塗装工場でNHK「中学生日記」の撮影が・・平成22年2月6日(土)

 今回の撮影は、板金塗装の仕事に挑戦した若者が、職人の世界で自分を仕事に合わせられずいったん挫折しますが、やがて再び挑戦するという内容のものです。その撮影現場がなぜか、当社の板金塗装工場です。

3週間ほど前、社長から「NHKさんが中学生日記の撮影現場に工場をかりたいみたいだから、協力したって!」と電話がありました。

工場長は、社長のこうした電話でいつも右往左往しています。 私は、「大丈夫かなぁ」と少し心配していました。 結果は、ほぼ半日、仕事にはなりませんでしたが、大変いい経験になりました。NHKのみなさま!ありがとうございました。

板金工場で撮影「中学生日記」

職人仕事というのは世の中には数多くあります。その中でも板金塗装は自動車関係の仕事ということで、興味を持つ若者も多いと思います。ひとまとめに“自動車関係の仕事”といっても、開発や製造、販売、整備といろいろありますが、整備、保険、板金塗装の仕事は自分の大切なお車のことで困った時に必要とされますので、納車の際にはお客様に喜んでいただけることが多く、やりがいのある仕事です。なので、今回撮影現場に起用されたことはとてもうれしく感じます。

NHKの撮影を通して私が感じたことです。

撮影自体は思ったよりもシンプルなものでした。セットは自分たちが普段作業している工場をそのまま使用されましたし、リハーサルも数回やっただけですぐ本番撮影していました

役者の方は工場長、工場スタッフ、若者2人の計4人でした。張りつめた空気の中で、求められる演技をするのは難しいことだろうと思います。それでも、“本番!”の合図でスイッチを切り替えるあたりはさすがと思いました。

セリフ自体は短いものがほとんどでしたが、撮影の中で、工場長役の方が「“自分に合った仕事を探すように。そう学校が教えるもんだから、仕事に自分を合わせられなくなっちまうんだ!”」と若者に教えているセリフは感動しました。うちの工場長も似たようなことをよくいいます。笑

板金塗装工場で撮影「中学生日記」

話は変わりますが、撮影の仕事はとてもチームワークや段取り力が求められる仕事だと思いました。入ったことのない場所で、しかも限られた時間の中で撮影をするには、段取りの良さやチームワークが絶対に必要だと思います。リハーサルを1,2回してから本番に移るのですが、その少ないリハーサルの中で役者の演技はもちろんですが、カメラのアングルや光の入り方、写りこみや音の入り方など全てをチェックしてしまうあたりは脱帽でした。それに、もちろんですが、本番の撮影中の緊張感は経験したことないものでした。ぜひまた経験してみたいです。

板金工場で撮影「中学生日記」

撮影全体を見させていただいて、スタッフの方の動きは無駄がなく、事前のチェックと打ち合わせをしっかりされている感じがしました。

全体を通して、普段接点がない職種同士が協力して一つの仕事を成し遂げるという貴重な経験ができました。NHKの皆様ありがとうございました。

レポート筆(板金塗装工房スタッフ:岩切弦)

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